表題番号:2014K-6219 日付:2015/04/09
研究課題体幹姿勢と歩行動作の特性の関係に関するニューロメカニクス的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 鈴木 秀次
研究成果概要

 本研究は,若年者の体幹姿勢が歩行中の下肢関節運動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.被験者は,健常な成人男性3名(20~21歳)とした.実験試技として,1) 通常姿勢,2) やや背中を曲げる,3) 深く背中を曲げる姿勢での歩行とした.歩行速度は通常速度および最大速度とした.試技中の身体位置座標を三次元動作分析装置で取得し,股関節,膝関節,および足関節の運動学的データを算出した.<?xml:namespace prefix = "o" ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />

 その結果,体幹姿勢変化によって,通常速度歩行の踵接地時点において高齢者と類似した歩行キネマティクスが生成されることが明らかになった.