表題番号:2014K-6218 日付:2015/04/08
研究課題職場ストレスマネジメント介入における動機づけ面接法の効果
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 嶋田 洋徳
(連携研究者) 人間科学研究科 大学院生 松本 拡
研究成果概要
 職場等の成人を対象としたストレスマネジメント介入の実践においては,参加者の動機づけが必ずしも高くないことに起因して,ドロップアウト率が高いことなどが先行研究によって指摘されている。そこで本研究では,従来型のストレスマネジメントプログラムに動機づけ面接法の技法を組み合わせることによって,その効果が向上するかどうかの検討を行った。これまでに予備的に収集した企業に勤務する就労者21名(男性13名,女性8名)のデータを探索的に分析した結果,動機づけ面接を組み合わせた群は,コーピングレパートリーが増加し,とくに情動焦点型コーピングの増加が顕著であったが,ストレス反応の低減に関しては特徴的な変化がみられなかった。