表題番号:2014K-6193 日付:2015/02/25
研究課題Si CMOS技術とアクティブ帰還回路を活用した超広帯域低電圧増幅器の 研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 吉増 敏彦
研究成果概要

(1)研究の目的

超広帯域通信に用いられているUWB方式(Ultra-Wide Band)の周波数である、3.110.6 GHzにおいて動作する低電圧増幅器に適した回路方式を考案し、回路シミュレーションによって、その有効性を確認する。

(2)回路方式の検討と結果まとめ

増幅器回路は2段構成とし、各増幅器段にはソース接地nMOSFETを用いた。超広帯域化を実現するため、アクティブフィードバック回路と抵抗を用いた負帰還回路を検討した。また、回路シミュレータを用いて各素子値を最適化した結果、動作周波数=3.112.7 GHzの広帯域にわたって、平坦な利得と良好な整合特性が得られた。