表題番号:2014K-6189 日付:2015/04/01
研究課題スパイラル進化可能なスケジューリングシステムの付帯機能実装
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 藤村 茂
研究成果概要

 本助成費の申請は,業務・生産プロセス改善と同期したスパイラル進化可能なスケジューリングシステムの付帯機能実装に関するものである.

本申請では,業務および生産プロセスの改善と同期してスパイラル進化(変化,変化に対する問題点の発見,発見された問題点の改善,そして更なる変化という変化のスパイラルに同期してシステムを進化させていくこと)が可能な生産スケジューリングシステムを開発し,実際の工場での評価のためにシステムのインストーラや利用方法をサポートするヘルプ機能等の付帯機能を実現した.これらの付帯機能は,本システムの本来の目的であるユーザによる導入および利用を可能とするために必要な機能である.現在,2社の工場で評価のために利用を開始してもらっている.システム設定はすべて工場のシステム管理者の方に実施してもらった.本システム稼働のためのネットワーク環境の設定に時間を要したが,本システムの設定については特に問題もなく,現在も継続して利用してもらっている.また,追加評価のために,現在,他の企業に対しても積極的に利用をお願いしている状況にある.これらの評価を元に,生産管理ベンダーへの提案を行うことを予定している.