表題番号:2014K-6127 日付:2015/02/18
研究課題書込みビット数を1桁削減する書込み削減符号の構築とノーマリオフ技術への展開
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 戸川 望
(連携研究者) 基幹理工学研究科 博士3年 多和田雅師
研究成果概要
ノーマリオフコンピューティングとは,常時「電源オフ」を基本とする計算パラダイムであり,その中心的な役割を担うのが「不揮発メモリ」である.不揮発メモリは,書込みエネルギーが通常の揮発メモリに比べ極めて大きい.ノーマリオフコンピューティングの実現には「不揮発メモリの書き込みビットをいかに削減するか」が最大の問題となる.本研究では,不揮発メモリを対象に,データを一旦符号化し,符号語どうしの「距離」を極小化することによって,不揮発メモリを書き込みエネルギーの最小化手法を構築した.実験により,不揮発メモリの書き込みビット数を最大75%,書き込みエネルギーを最大33%削減することを確認した.