表題番号:2014K-6107 日付:2015/04/11
研究課題組織におけるコントロールとルーティンの関係性と有効性に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 大月 博司
研究成果概要

 本研究では,組織ルーティンのダイナミックス性の観点から,組織コントロールによる組織行動の安定と変化の関係に焦点を合わせ,両者の意図的実現を図る新しい組織モデル構築が理論的かつ実証的に試みられた。研究の具体的な展開は,まず欧米における多様な組織ルーティン研究とコントロール研究のレビューを通じて問題領域の確認とその理論的発展の可能性見つけ,次に,業種の異なる我が国大手企業を中心に,ルーティンのダイナミック性に関する事例分析を行うとともに,業種間でみられる組織ルーティンの差異の比較分析も行い,組織行動の安定と変化のトレードオフ関係を克服する組織モデルの構築を模索した。