表題番号:2014K-6094 日付:2015/04/06
研究課題国語科におけるマンガ教材の変遷と展望
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 町田 守弘
研究成果概要

 本研究では、国語科の教材としてのマンガの実態についての調査を実施し、考察を加えたうえで、今後の展望を持つことを目指したものである。国語科教科書の調査を中心に研究を進めたが、様々なマンガが教科書に採録されていることが明らかになった。教材化されているのは主に四コママンガで、方向としては、古典特に漢文の故事成語の理解に補助的に用いられること、表現活動のための教材として用いられることが多い。マンガを取り入れた説明文が教材化され、マンガを通してオノマトペや日本文化の理解が深まるような扱いも工夫されている。総じてマンガは補助教材としての扱いにとどまっているが、今後は本教材としての可能性を検討してみたい。