表題番号:2014K-6093
日付:2015/03/02
研究課題フランス南西部における中世都市家屋の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 堀越 宏一 |
- 研究成果概要
先行研究とデータ・ベースなどによる事前調査の後、2014年8~9月に、主にミディ・ピレネー地方南部で中世都市家屋の現地調査を行った。
同地方では、中世石造民家が非常に少ないことを確認した。司教座都市であると同時にサンチャゴ巡礼路も通っていたサン・ベルトラン等でもわずかな残存例しかなかった。
また、フルセスでは、シルキュラードと呼ばれる南仏特有の環状集落を見学した。加えて、ラレサングル等では、囲壁に囲まれた教会起源の小型集落を見た。これにオーヴィラール等のバスティードを加えることにより、フランス南部に多い防備集落の様々な形態を比較対照することができた。