表題番号:2014K-6083 日付:2015/04/03
研究課題防災教育の視点を重視した野外学習教材の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 池 俊介
研究成果概要

本研究では、防災教育の視点を重視した新しいタイプの野外学習教材を開発することを目的とした。具体的には、横浜市中心部を対象に、関東大震災の被災状況を知ることのできる事物(被災建築物、がれきの埋設跡、震災被害に関する石碑・写真資料等)のうち、教材的な価値の高いものを抽出し、それらを徒歩で観察する2時間程度のエクスカーションコースを作成した。ただ、被災状況を知ることのできる事物には慰霊碑等の石碑類が多く、とくに石碑に刻まれた文章は文語体で記されたものが多いため、中学校・高等学校の生徒を対象とした実物教材としてはやや難解であることが明らかとなった。この点についての検討は、今後の課題としたい。<?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />