表題番号:2014K-6080
日付:2015/04/06
研究課題宋代地方志の編纂とその背景―杭州地域を中心に
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 助手 | 小二田 章 |
- 研究成果概要
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本研究計画は、宋代地方志の編纂過程における地方統治と地域意識の関連について、主に記載の形成という見地から検討した。
まず、南宋末期に、潜説友と王積翁という二人の士大夫を通じ、宋元交替期の社会や価値観の変動を検討した。その成果の一部は、『アジア遊学』180号(勉誠出版、2015)に、論説「『咸淳臨安志』の編者潜説友 ―南宋末期臨安と士人たち」として掲載された。
また、宋代杭州の地方志が時代的特性の差を持ち、編纂目的にも違いがあることを、学会報告《试论三种《临安志》的编纂意图-从其编者和记载看南宋变化》(中国宋史研究会第十六屆年会、於杭州・百瑞運河大飯店、2014年8月) として発表した。