表題番号:2014K-6060 日付:2015/04/13
研究課題重要文化的景観「田染荘小崎の農村景観」の保全と活用に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 海老澤 衷
研究成果概要

 「国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査」などで作成された図面について、①現地景観との照合、②荘園の里推進委員会(豊後高田市小崎の水田景観を守る組織)からの聞き取り、③農家民泊スタッフからの聞き取り、④豊後高田市役所および教育委員会での調査により、景観保全上重要な役割をはたしていることがわった。しかしながら、これらの図面は現在体系的な保存は図られておらず、今後の景観の保全の上では大きな課題となる。また、既存の荘園村落に関する報告書、概報などの情報についても散逸の危機にあり、今後の全国的な重要文化的景観の保全のためには、まずこれらを収集し、体系化すべきことが明らかとなった。