表題番号:2014K-6030
日付:2015/04/03
研究課題医事刑法および企業刑法に関する日中比較研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 法学学術院 大学院法務研究科 | 教授 | 甲斐 克則 |
(連携研究者) | 法務研究科 | 教授 | 甲斐 克則 |
- 研究成果概要
医事刑法および企業刑法に関する日中比較研究の一環として、2014年5月24日に中国南京市にある東南大学法学院において開催された、中国・台湾・日本の医事法シンポジウムに出席し、「医療情報の保護と利用の刑事法上の問題」と題する報告をして意見交換をしたほか、5月25日には、東南大学法学院において、大学院生を相手に「医療事故と刑法」という講演を行い、意見交換をした。前者については、中国ではまだ十分い研究されておらず、関心を強く持たれた。これは、中国の著名な法律雑誌「法学論壇」29巻に中国語に翻訳されて公表された。後者についても、中国でも関心が高く、私の過失犯論を含め、興味を強くもっていただき、中国のしかるべき雑誌に掲載予定である。
企業刑法については、中国でのコンプライアンス調査を含む世界6カ国および日本の企業コンプライアンスと刑事法に関する編著(甲斐克則=田口守一編『刑事コンプライアンスの国際動向』を信山社から刊行予定である(現在校正中)。