表題番号:2014K-6018 日付:2015/04/10
研究課題日本人英語学習者のリスニングと統語情報処理の自動化に関する心理言語学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 原田 康也
研究成果概要

研究では、心理言語学的手法を援用しつつ日本人大学生英語学習者の『リアルタイムでの言語処理能力』を短期間に効果的に向上させる方法を研究し、より実践的な英語学習方法確立のための指針を得ることを目標として、比較的簡単な語彙からなる英語の文を提示し、そのまま、あるいは平叙文から疑問文への転換を経て再生・産出する課題を通して、リアルタイムでの統語形態処理の難しさについて調査し、その結果をいくつかの研究集会で発表した。また、名詞・動詞などの「内容語」を提示して比較的簡単な英語の文章の書きとりを行い、前置詞・冠詞などの「機能語」や活用語尾などの「構文的キュー」を補うことができるかどうか調査した。