表題番号:2014B-459 日付:2015/04/10
研究課題東アジアにおける国際開発ガバナンスの模索~ASEAN共同体への日・韓・中の協力
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 教授 勝間 靖
研究成果概要
 本研究の最終的な目標は、①2015年までに達成すべきミレニアム開発目標(MDGs)と「リオ+20」会議で提唱された持続可能な開発目標(SDGs)との整合性に配慮しながら、「2015年以降の開発アジェンダへ向けた東アジア地域協力政策」研究へ貢献することである。この目標へ向けて、より具体的な目的として、②東南アジア諸国の国内におけるMDGsの現状を把握し,国内格差などの問題を分析し、今後の課題を明らかにしようとする。次に、③MDGs設定時の2000年には国家や国際機関が主たる国際開発の行為主体(アクター)とされる傾向があったが,今日ではNGOや民間企業も重要な開発パートナーと位置づけられることを踏まえ,ASEAN共同体へ向けた「東アジア地域における国際開発ガバナンス」の新しいあり方を模索する。
 2014年度における研究成果としては、主なものとして以下をあげることができる。まず、研究報告であるが、2回にわたって国際会議において発表を行った。2014年12月14日、同志社大学において、日中韓それぞれの国連学会が合同で開催した国連システムに関する第14回国連セミナーにおいて、報告を行った。次に、2015年1月28日、バンコクにおいて、タイ政府が主催するマヒドン王子賞会議において、報告を行った。