表題番号:2014B-420
日付:2015/04/06
研究課題水素による酸化ストレスの軽減は筋肥大を抑制するか
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 教授 | 村岡 功 |
- 研究成果概要
本研究の目的は、水素発生剤を用いて行う水素摂取が一過性持久運動時の酸化ストレスお
よびその関連指標に及ぼす影響を明らかにすることであった。本研究では若齢ラットを対象
とし、実験1では中強度運動を行わせ、実験2では低強度長時間運動を行わせた。その結果、
実験1実験2ともに酸化ストレス指標であるTBARSの上昇は観察されなかった。一方で、実験1
では血漿IL-6、上腕三頭筋のSOD活性およびHSP70が上昇した。しかし、実験2では全ての項
目において差は見られなかった。今後は、TBARSが確実に上昇する運動プロトコルを確立す
るとともに、他の酸化ストレス指標についても併せて検討を行う必要があると言える。