表題番号:2014B-419 日付:2015/04/04
研究課題若齢期の運動歴は中高齢者の身体活動・体力・健康度に残存的な影響を及ぼすか?
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 樋口 満
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 村岡 功
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 岡 浩一朗
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 坂本 静男
(連携研究者) スポーツ科学学術院 准教授 鳥居 俊
(連携研究者) スポーツ科学学術院 准教授 田口 素子
(連携研究者) スポーツ科学学術院 助教 東田 一彦
(連携研究者) スポーツ栄養研究所 招聘研究員 大嶋 里美
研究成果概要
 本研究の目的は、若齢期の運動歴が、中高齢期における身体活動量・体力・健康に及ぼす残存的影響を明らかにすることであった。若年期にボート競技(ローイング)を行っていた高齢者を対象として検討を行った結果、若年期にボート競技を行っていた者の多くは、高齢期においても習慣的にローイング運動を行っており、高い全身持久力・筋パワーを有していた。また、若年期にボート競技を行っていた者のうち、高齢期における身体活動量が低い者も、対照群と比較して高い全身持久力・筋パワーを有していた。以上の結果より、若年期における習慣的なローイング運動は、高齢期の身体活動とは独立して、体力に好ましい影響を及ぼす可能性が示唆された。