表題番号:2014B-416 日付:2015/04/10
研究課題気候性地形を活用した新たな運動療法(クアオルトウォーキング)の有用性の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 坂本 静男
研究成果概要
気候性地形療法の特徴である「体表面温度が2℃低下された」効果を検討することを、研究目的とした。健常若年男性10名を対象に、1週間間隔で皮膚温低下(STD)試行とコントロール(C)施行を60%VO2強度で60分間トレッドミル運動行い、気ガス分析で代謝測定した。皮膚・直腸温を継時的に運動前・終了直後・1時間後に採血しストレス・免疫指標を測定た。STD試行では、運動前と比較して終了直前皮膚温は1.7±0.7℃低下、C施行に比較し終了直前で3.1±1.1℃低かった。STD試行はC施行に比較し、運動中の心拍数は有意に減少、主観的運動強度は低下傾向、脂質酸化量は差を認めなかった。ゆえに当療法は一般市民に有用と推測される。