表題番号:2014B-379
日付:2015/04/10
研究課題食料循環研究に最適化した潜在生産力モデルにもとづく地球の人口扶養力評価
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 太田 俊二 |
- 研究成果概要
本研究課題では、潜在生産力モデルの基幹となる植物生長モデルを開発した。本モデルは、生物化学的、生物物理学的なプロセスにもとづいて生産量と蒸発散量を推定することに特徴がある。両者の計算値と葉の気孔開度との整合性がとれるまで計算を繰り返すことで、光合成や蒸散に関係する経験式やパラメータを減らした。その結果、群落の熱収支とともに生産量や蒸発散量の日変化をよく推定できた。また、分配モデルと結合することで、植生の観測データを入力しなくても、植物の生長の季節変化を再現できた。