表題番号:2014B-366 日付:2015/02/07
研究課題国際裁判手続における国内法の位置づけ
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 教授 福永 有夏
研究成果概要
本課題においては、国際裁判手続の中でも国際経済紛争処理制度(世界貿易機関(WTO)紛争処理制度及び投資仲裁制度)に焦点を絞り、国際経済紛争処理制度において、国内法の国際経済協定適合性がどのように審査される(べき)かについて研究を行った。本研究は、国際経済協定の遵守確保の要請と国家の規制権限尊重の要請とがいかにバランスされる(べき)かを論じるとともに、この問題が国際法と国内法の関係(特に国際法秩序における国内法の位置づけ)についての示唆を孕んでいることを指摘した。