表題番号:2014B-334 日付:2015/04/09
研究課題内燃エンジンのオイル消費予測に関する研究―オイルリング下の油圧発生要因―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院環境・エネルギー研究科 助手 菊原 浩司
研究成果概要

環境負荷低減のため,エンジンのオイル消費低減が重要である.エンジン運転時のオイルリング下面には油圧が発生し,当該部の油圧は最終的なオイル消費にまで影響を及ぼすため,本研究はオイルリング下面の油圧の発生メカニズムの解明を目的とした.
 オイルリング下面の油圧解析モデルを構築し,油圧解析の境界条件を明確にするために,高速度ビデオカメラにより観察されたオイルリング周りの油膜挙動を解析した.同時に,オイルリング周りの圧力分布を実験的に明らかにした.理論的研究では,オイルリング下面の油圧解析モデルを構築し,ピストンの下降行程でオイルリング下面に生じる油圧の解析手法を提案した.