表題番号:2014B-311 日付:2015/04/07
研究課題超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 井上 貴文
研究成果概要
蛍光相関分光法(FCS)を細胞内に適応することにより細胞質内の遊離タンパク質の挙動を追跡できる。多点に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより神経細胞局所の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉え、シナプスと核を連絡するシグナル系の実態を明らかにすることを目的とする。本研究では新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用いカルモジュリン、CamKIIなどシナプス機能に重大な機能分子のスパイン内外での動態を検出することを試みた。その結果初代培養神経細胞内でのタンパク質拡散の様態を示すデータが得られつつある。また、解析法を開発しつつ、データモデルに基づく拡散を精密に解析した。