表題番号:2014B-301
日付:2015/03/27
研究課題テラヘルツ波照射によるデオキシリボ核酸の高次構造制御と機能性付与
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 大木 義路 |
(連携研究者) | (独)情報通信研究機構 | 研究マネージャー | 福永 香 |
(連携研究者) | (独)情報通信研究機構 | 主任研究員 | 水野 麻弥 |
(連携研究者) | (独)情報通信研究機構 | 室長 | 小嶋 寛明 |
- 研究成果概要
- テラヘルツ域を含む遠赤外光の全域においてDNAの吸収スペクトルを取得し,その解析を行うことを目的としている。本年度は,最初に安定的なスペクトル取得方法について検討した。その後,ヌクレオチドがチミン,アデニン,シトシン,グアニンの各塩基を持つ一本鎖DNAの遠赤外吸収スペクトルを得た。その結果,塩基の種類によらず100~300cm^-1と520~570cm^-1付近に広い吸収が現れ,チミンを塩基としたDNAにのみ強度がチミンの総数に比例する吸収が422cm^-1と490cm^-1付近に現れることが分かった。