表題番号:2014B-250 日付:2015/04/13
研究課題電荷分離・輸送分子の組織化による新しい光電変換系の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 小柳津 研一
研究成果概要

本研究は、有機二次電池の具体化に不可欠な革新的電極活物質を創出するとともに、色素複合分子の組織化による効率高い光電変換能を引き出すことを目的として研究展開した。具体的には、これらの支配因子と考えられる膜/電解液界面における物質移動を、規則的・階層的な集合組織の構築を手段として効率化する切り口から、光電荷分離に関わる協働機能を引き出した。次いで、この複合組織体と電解質の界面に配置させた色素部位の増感反応を活用し、有機太陽電池を試作して動作実証した。さらに、光電荷分離・輸送性を高めた新しいポリマーの設計により、光電変換系としての変換効率を向上させた。