表題番号:2014B-228 日付:2015/04/11
研究課題地域への意識の深化と身近な環境向上に資する地域景観計画に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 佐々木 葉
研究成果概要
特筆すべき景観資源の保全や創造によらず、身近な生活環境の向上に資する地域景観計画の検討に資する知見をえるため、一般的な市街地の回遊によってえられる人々の生活環境の認識構造を、2種類の現場歩行実験によって明らかにした。

①一般的な住宅地を対象とした来訪者と住民という2つの属性の被験者による写真投影法実験の結果から、2つの属性に共通する生活の風景をとらえる枠組みを示すことが出来た。

②回遊性の高い繁華街である下北沢と自由ヶ丘において、自由な回遊行動実験を行い、会話のプロトコル分析と発話の環境特性を対照させた結果、回遊行動は4パタンに分類可能であること、また一連の行動の場面転換がおきる環境の特徴を把握することが出来た。