表題番号:2014B-199 日付:2015/04/03
研究課題わが国におけるLandfill Miningの位置づけとその経済的開発手法の確立
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 香村 一夫
研究成果概要

廃棄物埋立層内メタル濃集ゾーンの探査法に焦点をあてて、サンプルホルダーを用いた室内実験および最終処分場におけるフィールド実験を実施した。ボーリングコアで測定したPFE値トレンドとフィールド実験のプロファイルにおけるボーリング掘削孔周囲の充電率変化は類似しており、埋立層の3次元充電率プロファイルには地下の状態が明瞭に反映されることが示唆された。さらに、埋立層内の充電率分布はFe濃度に依存している。一方、各コアに含有するメタル分析結果によると、濃度トレンドにおいてFeと相関を有する元素はCr、Mn、Sr、Baである。以上のフローを利用すれば、埋立層の充電率プロファイルから採掘ターゲットとなるレアメタル濃集ゾーンを特定可能といえる。