表題番号:2014B-197
日付:2015/04/20
研究課題国内山岳・離島大気環境モニタリングネットワークの戦略的構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 大河内 博 |
(連携研究者) | 創造理工学部環境資源工学科 | 助教 | 緒方裕子 |
- 研究成果概要
東アジアにおける全球大気観測拠点として富士山を中心に据え,日本上空・離島の清浄大気の常時監視体制の確立を目的として行った.2014年は富士山における大気化学観測の充実に焦点を絞り,気相・固相・水相の大気汚染物質について総合大気化学観測を行った.大気中ガス状水銀(GEM),雲水中微量重金属の観測を初めて行い,富士山頂における日中GEM濃度は国内地上域よりも高いことを初めて明らかにした.これらの成果はInternational Conference on Asian Environmental Chemistry (ICAEC) 2014で優秀学生賞を獲得し,大気環境学会誌に掲載された.