表題番号:2014B-190
日付:2015/03/17
研究課題冗長性/拡張性を持つ革新的マイクロ流体システムの構築-ライフサイエンスへの展開-
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 庄子 習一 |
(連携研究者) | ナノ理工学研究機構 | 教授 | 関口 哲志 |
- 研究成果概要
本研究では、マイクロ流体デバイスの要素技術をシステム化することを念頭に「冗長性/拡張性を持つ革新的マイクロ流体システムの構築」について研究を行った。まず、多種類のドロップレットを順序良く並べ、必要な場所で融合させるマイクロ流体システムの開発に成功した。次に、ナノ粒子(QD)とたんぱく質をそれぞれ内包した異なる2種類のドロップレットを融合させ、その内部のナノ粒子がたんぱく質と反応する経時変化をリアルタイムに観察可能なシステムの開発に成功した。さらに、三次元シースフローを応用して人工血管の元となる血管内皮細胞を使った環状構造を作製し、その後培養を行うことにより実際に毛細血管の作製に成功した。