表題番号:2014B-179 日付:2015/02/18
研究課題複数協調方式と組織再編を融合した動的協調戦略の自律的創発に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 菅原 俊治
研究成果概要
本研究の目的は、適切な作業分担をエージェント自らの能力に応じて学習させること、さらに複数の作業分担法とエージェントの組織化を融合し、全体の効率を向上させることである。学術的にも、能力に応じて自ら作業分担範囲を決める研究はなく、新たな知見を得られる。本期間では、複数エージェント作業の分割に加えて、環境の学習を同時行う手法を提案した。新たな知見として、(1)比較的単純な環境ではイベント発生を既知とした場合と同等の効率を達成できる、(2)複雑な環境ではイベント発生を既知としたよりも高い効率を達成できる、を得た。後者は、学習による異なる環境のモデル化により自然な分業によるものと分かった。