表題番号:2014B-165 日付:2015/04/08
研究課題バイオミメティクスに基づくCFRP-金属の革新的ナノ構造界面接合技術の創成
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 講師 細井 厚志
研究成果概要

本研究ではポーラスアルミナと熱可塑性樹脂を用いた接合方法の開発を目的とし,陽極酸化処理を用いてアルミニウム板表面にナノオーダーのポーラス構造を有するポーラスアルミナを作製した.その後,ホットプレス成形により接合を行った.試験には純アルミニウムのA1050を使用し,酸化皮膜のポーラス構造作製は陽極酸化処理を用いて行った.その後,ホットプレスにより熱可塑性樹脂/アルミニウム板を接合し,接合時の加熱条件の違いによる接合状態の違いについて調査した.結果として,接合温度が200°Cの試験片では試験機への取り付け時に接合部が剥がれることなく試験を行うことができ,試験可能なせん断力を有していることが確認された.