表題番号:2014B-153
日付:2015/04/14
研究課題参加者間の共鳴状態を誘導する音声会話システム
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 小林 哲則 |
(連携研究者) | 基幹理工学研究科 | 教授 | 林良彦 |
(連携研究者) | 基幹理工学研究科 | 准教授 | 小川哲司 |
(連携研究者) | GCS研究機構 | 次席研究員 | 松山洋一 |
(連携研究者) | GCS研究機構 | 客員研究員 | 藤江真也 |
(連携研究者) | GCS研究機構 | 客員研究員 | 中野鐵兵 |
- 研究成果概要
- 新たな会話制御技術と情報提供技術により,会話を共鳴状態(参加者が響きあうよう呼応して会話する状態)に導く音声会話システムを実現した。
会話制御に関しては,全会話参加者が等しい発話機会を持つための調整機能を提案した。会話では特定の人が頻繁に発話を繰り返し,一部は会話に入れないことがある。ここでは,会話に割り込んで主導権をとった後,発話機会の少ない人に話題をふる機能を実装しこの問題を解決した。
情報提供に関しては,レビュー記事にある投稿者の主観的発話を,システムの主観の如く発話する機能を実装した。会話相手を楽しませる効果を持つ発話の選択手法と,選ばれる複数の文の主観が一貫性を持つため枠組みを提案した。