表題番号:2014B-110 日付:2015/04/06
研究課題国語科におけるマンガ教材の可能性を探る
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 町田 守弘
研究成果概要

 本研究は、国語科においてマンガを教材として取り上げることの効果と課題を明らかにしつつ、その可能性を探る点に主眼を置く。研究方法としては、学習指導要領および教科書での扱いの調査、さらにマンガを扱った国語教育の先行研究・先行実践の調査を実施した。学習指導要領の言語活動例に、「図表」や「画像」が取り上げられるようになったことは、国語科教科書へのマンガ採録の可能性を拓いたと見ることができる。マンガの教材化に際しては、大別して「補助教材」としての位置付けと「主教材」としての位置付けとに分けて考えることができる。今後は様々な課題を克服しながら、特に「主教材」としてのマンガの可能性が追究されるべきである。