表題番号:2014B-103
日付:2015/03/18
研究課題脆性断層岩の粒径解析ならびに粒形解析法の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 高木 秀雄 |
- 研究成果概要
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断層運動の摩擦熱で融解が生じたシュードタキライト(pt)と,粉砕のみのカタクレーサイト(ct)を区別するため,岩石中の石英片を対象に,SEMによる粒子形状解析を実施した.本研究ではSEM画像をトレースする方法をとっていたが,自動的に輪郭を読み取る方法にある程度の目処が立った.ptはctに比べ,巨視的には角張度および伸張比が小さいが,微視的な輪郭の複雑さには有意な差がみられない.一方,粒子の円磨度には両者に差異が存在するため,円磨度を自動計測するための新たな方法の開発を行って来た.その結果,ptとctは粒子形状によって区別できる可能性が示された.