表題番号:2014B-076
日付:2015/03/30
研究課題いじめ問題への当事者以外からの取組み
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 文学学術院 文学部 | 教授 | 藤野 京子 |
- 研究成果概要
-
<学外>
様々な集団についての環境尺度を作成したMoosは学級環境尺度も作成している(Trickett & Moos, 2002)が、いずれの尺度についても、「関係性(人間関係)」、「個人の成長/目標志向」、「組織の維持と変革」の3領域を測定していることが共通している。Moosの学級環境尺度には、生徒の勢力が」含まれていないことから、これらも勘案の上、我が国の学級事情を反映した尺度作成を試みた結果、「関係性」の領域では、「凝集性」、「軋轢」、「教師の援助性」、「リーダーの援助性」の4下位尺度、「個人の発達/目標志向」の領域では、「自己の成長」、「クラスとしての成長」の2下位尺度、「組織の維持と変革」の領域では、「規律と秩序」、「恣意存在」、「リーダーによる統率」、「教師による統率」の4下位尺度が認められ、さらに、いじめ現象と各下位尺度得点との間に関連が見られた。