表題番号:2014B-059 日付:2015/04/09
研究課題古代マヤ政体の再構築に関する考古学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 寺崎 秀一郎
研究成果概要

 ホンジュラス共和国、コパン県ラ・ヒグア市に所在するエル・プエンテ遺跡は1990年代におこなわれた調査によって、南東マヤ地域最大の都市遺跡であるコパン遺跡の2次センターとして古典期中期~古典期後期に栄えたことが明らかになった。2000年代に入ってからも調査を継続してきたが、個々の調査時に作成された図面はあるものの、遺跡全体図に関しては、1990年代に測量されたものしかなかった。当該地域における近年の動向としてもより精度の高い測量図が求められており、本研究では、トータルステーションを用いた再測量を実施した。調査期間等の制約のため、現状では遺跡全体をカバーするには至っていないが、調査・修復がおこなわれた建造物についての測量はほぼ終了した。