表題番号:2014B-056 日付:2015/04/10
研究課題エジプト・テーベ西岸アル=コーカ地区の調査・研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 近藤 二郎
(連携研究者) 早稲田大学高等研究所 准教授 河合 望
(連携研究者) 東日本国際大学 客員教授 柏木 裕之
研究成果概要

研究成果概要

 201412月から20152月上旬まで第8次調査を実施した。今次調査では、ウセルハト墓の前庭部の発掘調査を主としておこなった。

 また、第7次調査で発見しれたコンスウエムヘブ墓に通ずるKH01墓開口部に鉄扉を設置した。ウセルハト墓前庭部の発掘を集中的に実施した。前庭部の砂礫除去作業中に岩盤上から、末期王朝~プトレマイオス朝時代にいたる埋葬を伴う遺物の出土が見られた。また、前庭部の北側においては、日乾煉瓦造の壁体が検出された。この煉瓦の建造時期に関しては、確定されてはいないが、王朝時代のものと考えられる。さらに、今次調査では、コンスウエムヘブ墓周辺の測量も実施し、詳細な平面図を作成した。