表題番号:2014B-046 日付:2015/02/17
研究課題民事執行制度における立法の成功と失敗に関する研究-立法と法解釈の関係研究序説-
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 内田 義厚
研究成果概要
平成15年以降に相次いでなされた担保・執行法改正に基づき改正や新設された制度の現在を整理・概観することを主たるテーマとし、その整理及び分析に当たっては、単に申立件数等の計数的要素だけではなく、制度運用の実態等にも着目して行った。それに基づき、各制度を4つに分類し、その中で、今後の立法課題になりうるであろうものについては、比較法的研究も行って今後の立法の在り方をある程度掘り下げた。そして結論として、民事執行手続の特質を十分に踏まえて、各制度の問題点を理論的観点及び実務的観点の両面から丁寧に探るべきこと、それに基づいて地に足の着いた制度設計を行うべきであることを提言した。