表題番号:2014A-027 日付:2015/04/02
研究課題複合的なセンサによる人体動作解析システムに関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 柳澤 政生
(連携研究者) 高等研究所 准教授 史 又華
研究成果概要
 筋主体の人体動作解析システムを構築するための基礎研究として,筋硬度計,および超音波エラストグラフィを用いて等張性収縮時,等尺性収縮時の筋硬度の変化を測定し,肘関節角度や負荷と,筋硬度との相関性を求めた.本研究では,骨格筋の主に上腕二頭筋に狙いを絞り,筋繊維と並行に三点,筋硬度測定位置を定め,等張性収縮時の各々の筋硬度の違いを調べた.この実験により,等張性収縮時,肘関節角度に応じて,肩から肘の間で最も筋硬度が高い位置が移動する現象を定量的に確認した.これにより,上腕二頭筋の複数位置の筋硬度測定値と,等張性収縮時の肘関節角度との相関性が高いことが分かり,筋硬度からの肘関節角度推定の実現性を示した.