表題番号:2014A-016 日付:2015/03/02
研究課題20億年前の潮汐堆積物のウェブレット解析:太古地球の自転速度の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 准教授 太田 亨
研究成果概要

インドに分布する20億年前の潮汐堆積物に対して、ウェブレット層厚周期解析をおこない、20億年前の地球自転速度と1年の日数を復元した。解析の結果、2.47、4.11、6.93、14.0、23.1、32.8のラミナ周期性が検知されたが、2.47から23.1のラミナ周期は突発的イベントを示していることがわかる。このことから、32.8が20億年前の大潮−小潮サイクルであると考えられる。よって、朔望月、恒星月あたりの太陽日は33.8、31.4日になる。この値から求められる20億年前の1年の日数は439日、1日の長さは20.0時間と算出される。