表題番号:2014A-007 日付:2015/04/04
研究課題国際人道法違反に関する個人賠償メカニズムの動態
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 古谷 修一
研究成果概要
 本研究では、国際人道法違反の犠牲者に対する賠償を実効的に実施するためのMass Claims Processと呼ばれる制度の課題を抽出し、それに対する法的措置の提案を行った。1980年代以降に設置あるいは構想された13の機関について比較分析を行い、手続における個人請求権の法的位置づけ、請求提起の方法と関係国家の関与の仕方、他の請求制度との競合可能性とその処理など各々の手続的特徴と問題点を検討した。この研究成果は、国際法協会(ILA)の第67回ワシントン大会において、Draft Procedural Principles for Reparation Mechanisms,の題目で報告が行われた。