表題番号:2013B-215
日付:2015/02/28
研究課題カザフにおけるトイの実態・変容の解明およびソーシャルキャピタルと健康度の関連
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 | 准教授 | 扇原 淳 |
- 研究成果概要
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本研究は,カザフスタン共和国における伝統的トイ(儀礼・祝祭)の一つ,「ノウルーズ」の実態の解明と,トイがどのようにソーシャルキャピタル(以下,SC)と健康度に関連するのかを明らかにすることを目的に,現地での参与観察と文献資料収集を行った.
その結果,公共の場での祝賀行事は,行政の担当者によって取り仕切られており,カザフ文化の復興を掲げ,カザフ文化を「見せる」ということに重点が置かれていた.トイで行われる贈答交換や共食・相互扶助は互酬性を伴うソーシャルネットワーク形成の基礎であり,SCの概念で捉えることが可能と思われた.