表題番号:2013B-028 日付:2014/04/11
研究課題転換期の憲法学の発展方向と憲法改正論に関する理論的・実践的・比較憲法的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 教授 戸波 江二
研究成果概要
憲法学の将来的展開に関する本研究では、憲法の現況と展望の理論的研究とともに、外国との比較憲法研究が中心的な課題とした。
1.2013年8月19-20日、中国人民大学にて開催された韓中日学術大会「憲法変遷と憲法裁判」に参加し、"Nationalism v. Constitutionalsm in Japan" (英語)のテーマで報告した。
2.2013年8月22-24日、中国延辺大学にて開催された第4回日中憲法研究会「戦前の立憲主義の展開」に参加した。
3.2013年9月12-15日、南京大学にて開催された第4回テュッセン財団主催シンポジウム「公企業の民営化」に参加した。
4.2013年9月20-21日、ゲッティンゲン大学にて開催された国際会議「ヨーロッパ人権裁判所の判決―効力と実施」に参加した。
5.2013年10月11月15日-12月1日、日本学術振興会外国人短期招聘プログラムによりお招きした元ヨーロッパ人権裁判所所長ジャンポール・コスタ氏を早稲田大学に迎え、11月16日の早稲田大学での講演会を始め、国際人権法学会での報告、最高裁判所訪問、広島市長訪問などに随行し、研究交流した。
6.2013年11月30日、上海・華東政法大学にて開催された第9回日中公法学シンポジウムに参加し、「立憲主義とナショナリズムとの対立」のテーマで報告した。
7.12月17-21日 デリー大学およびJindal Global Law Schoolにて開催された研究プログラム「ロースクール法教育の実践」に参加し、意見交換を行った。
8.2014年3月14-0日 中国・山東大学法学院に出張し、「新しい人権の導出根拠としての幸福追求権」、「被害者の人権論の可能性」などのテーマで、講義、講演を行った。
9.2014年3月29日、大阪大学で開催された日独法学会主催ブームケ教授講演会「基本法下のドイツにおける法治行政原理」に参加した。
10.2013年8月、ドイツ憲法判例研究会の編集の下で、科研費共同研究「憲法の規範力―憲法学と他の社会科学・法学との討議による検証」の研究業績として、『規範力の観念と条件』『憲法の規範力と憲法裁判』(信山社)を刊行した。
11.その他個別の研究成果として、別記の論文等を執筆した。