表題番号:2013A-501
日付:2015/04/10
研究課題ナノ加工ファイバーを用いた単一原子のトラップと量子測定・操作の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 青木 隆朗 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 修士課程2年 | 永井隆太郎 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 日本学術振興会特別研究員 | 加藤真也 |
- 研究成果概要
ナノ光ファイバーの両端を単一モード光ファイバーと連続的に接続するテーパー部において、基本導波モードと高次導波モードの結合による損失は局所的なファイバー径と各モードの伝搬定数に強く依存する。本研究では、損失を押さえながらも全長を最短にするテーパー形状を設計するとともに、その作製方法を確立した。具体的には、99.7%を超える透過率を持ちながら全長わずか23 mmのナノ光ファイバーの作製に成功した。この結果はOptics Express誌に発表した[R. Nagai and T. Aoki, Opt. Express 22, 28427 (2014)]。今後は、作製した超低損失ナノ光ファイバーを用いた単一原子のレーザー冷却・トラップとその量子測定・操作を目指す。