表題番号:2010B-001 日付:2011/05/24
研究課題高等教育改革のアレゼールによる日仏比較研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 教授 岡山 茂
研究成果概要
この研究はフランスの大学教員がつくる「アレゼール」というアソシアシオン(自主団体)と連携しながら、高等教育と研究に関する諸問題を日仏比較を通して考察するものである。日本側の「アレゼール日本」は岡山茂が代表となり、他に8名の研究メンバーがいる。今年度は研究会を二度、早稲田大学で一般公開のかたちで開催した。一回目(2010年7月24日)は、岡山が「日仏の学士課程改革とリベラルアーツの未来」と題して発表した。2回目(2011年2月5日)は、岡山のほか、隠岐さや香(広島大学)、中村征樹(大阪大学)、大前敦巳(上越教育大学)が、それぞれの研究の進展状況について報告している。また岡山は、2011年2月7日から18日にかけてフランスに赴き、パリでアレゼールのクリストフ・シャルル(パリ第1大学)、トゥールーズでクリスチャン・ガラン(トゥールーズ・ル・ミラーユ大学)に会い、今後のわれわれの日仏共同研究について意見を交換している。2012年度科研費申請のための議論は、おもにインターネットで行った。今回の特定課題研究費の大部分は、2回の研究会のためのメンバーの旅費および滞在費、そして代表者のフランスへの旅費および滞在費に費やされている。パリで若干書籍も購入した。この成果をもとにさらに共同研究を発展させるつもりである。