表題番号:2010A-077 日付:2011/02/21
研究課題LIBSを利用した月・惑星の元素分布の探査~次世代元素分析システムの開発~
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 教授 長谷部 信行
(連携研究者) 理工学総合研究センター 講師(任期付) 唐牛 譲
(連携研究者) 理工学術院 学術振興会 特別研究員DC1 長岡 央
(連携研究者) 理工学術院 卒論生 北澤克樹
研究成果概要
題目:LIBSを利用した月・惑星の元素分布の探査~次世代分析システムの開発~

内容:Laser-Induced Breakdown Spectroscopy (LIBS)は近年、米国の火星探査(Chemistry&Camera)を筆頭に、元素定量分析法と
して注目を集めている。(1)離れた所にあるターゲットの測定が可能であり、(2)レーザーでアブレーションすることで、宇宙風化の
影響を取り除くことができる。また、(3)即座に複数の元素の定量分析をすることが可能、(4)装置全体がシンプルな構造でありコン
パクト、などの利点から、日本においても次期月着陸探査機にLIBS装置の搭載が検討されている。しかし、その分析精度や絶対濃
度 の校正法、また地球外惑星環境での測定には未だ多くの解決すべき問題点が存在している。そこで本研究では、それらの問題点
を検証し、LIBSの月惑星探査への適応可能性を検討した。