表題番号:2009B-339 日付:2014/05/17
研究課題韓国の国語科教育に関する研究―論述式作文教育・教科書教材の調査―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 榎本 隆之
研究成果概要
2009年8月24日から31日にかけて調査を行った。調査先と結果の概要は次のとおりである。

今回の研究目的は5点あり、韓国における「論述式」作文教育、教科書教材(国語科)、遂行評価、メディアリテラシー、指導要領第7次改定(2007)について調査を進めることである。研究方法については、科研費申請時点では取材を2回(14日間)設定していたが、変更縮小して1回(5日間)とした。

ソウル教育大学付属小学校教頭コウ氏。小学校国語科教材の入手と、教科横断的にみた言語活動・言語教育の実践(「特別活動」「裁量活動」を含む)、トラッキング(学力別指導)の導入と撤回、NIEについて情報収集した。
ソウル教育大学国語科教育研究室イ・ジェスン氏。小学校教員の養成、中等教育教員の養成、教育実習、漢字教育、小論文(「論述」)指導、朝の読書運動、トラッキング(学力別指導)について情報収集した。
建国大学国語科研究室ホアン氏。学習指導要領第7次改定、PISA2006、メディアリテラシーと領域構成、教科書(次期中学)ならびに教材について情報収集。
教育科学技術部ソン・インバル氏。学習指導要領第7次改定、教科書改訂と先行実験、メディアリテラシーの導入と展望、教科書検定上の問題点、漢字教育、小論文(「論述」)指導について情報収集。
慶南金海市生林中学校校長ソン・キドク氏、ハン・ジソン氏。授業見学と教材(中学教科書ならびに副読本)の入手、小論文(「論述」)について情報収集。