表題番号:2009B-024 日付:2014/03/22
研究課題言語による面子威嚇行為の観点から見た前提条件操作に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 准教授 首藤 佐智子
研究成果概要
前提を伴う言語表現を操作する用法について、インターネット上の情報を分析し、面子威嚇行為として聞き手に不快な印象を与えている可能性を模索した。研究成果を国内外の学会で発表した。2009年7月には、オーストラリアメルボルン大学で開催された第11回国際語用論学会で、Presupposition manipulation as a politeness strategy: politeness through ostensive inferential communicationと題する口頭発表を行った。2009年9月には、慶應大学藤沢キャンパスで開催された日本認知科学会第26回大会では、「言語のメタ認知情報資源としてのインターネット:一般的な母語話者の母語に対するメタ認知的内省にアクセスする」と「『の』の意味論と語用論再考:容認度に反映される文脈への貢献度」の2本のポスター発表を行った。2009年12月には、日本語用論学会第12回研究発表大会において、Even: expectation and beyondと題する口頭発表を行った。いずれの発表においても、他の研究者と活発な意見交換が行われ、有意義な研究の発展につながった。