表題番号:2008A-010 日付:2009/03/25
研究課題近代文学の誕生―中国と日本を中心に
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 教授 千野 拓政
研究成果概要
年間を通じて、研究代表者研究協力者がそれぞれ資料収集を進め、上海、シンガポールで中間報告を重ねたのち、本学でシンポジウムを開催し、研究の成果を報告・討論した。具体的な日程は下記のとおり。
2008年4月15日:研究協力者のシンガポール南洋理工大学人文科学研究所所長王宏志教授を迎えて、「翻訳と近代中国文学」をテーマに講演会を行う。
2008年4月26日~5月7日:千野が上海を訪問、資料収集を進めるとともに、研究協力者の王暁明上海大学教授と打ち合せを行う。
9月17日~21日:上海大学で大学院生の国際学術交流「中国現代文学:日本視角与中国視角」を行い、千野が研究協力者の張文菁、池田智恵を帯同して参加、張文菁、池田智恵が本研究の成果にもとづき、それぞれ、台湾における通俗文学の誕生、中国における近代探偵小説の誕生をテーマに中間報告を行う。
11月19日~25日:千野が紹興で開催された「新時期魯迅研究三十年」国際学術研討会に参加、本研究の成果に基づいて、基調報告を行う。
2009年2月19日~23日:シンガポール南洋理工大学で「中国現代文学的起源」国際学術研討会を開催し、千野および研究協力者の王暁明、王宏志、関詩珮(シンガポール南洋理工大学助理教授)が中間報告を行い、あわせて3月のシンポジウムのうち合わせをする。
2月26日~3月5日:千野が「上海大学との学生交流」で学生を帯同して上海を訪れ、研究協力者の王暁明教授とシンポジウムについて打ち合せを行う。
3月24日:本学にてシンポジウム「近代文学の誕生――日本と中国を例に」を開催。千野ならびに研究協力者の王暁明、任雪蕊、関詩珮、張文菁、池田智恵がそれぞれ学術報告を行い、公開討論を進めた。(王宏志教授は急用のため参加できなかった。)