表題番号:2007B-121 日付:2008/03/24
研究課題臨床医学に直接貢献する外科手術訓練用多層血管モデルの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 教授 梅津 光生
研究成果概要
近年、心臓外科領域においては患者、心臓外科医の双方にとってリスクのない方法による、基本的な心臓外科手術手技の日常的訓練手段が求められている。WETLABとは、解凍ブタ心臓を用いた訓練手段であり、生体組織の感触が得られるメリットがあるが、衛生面、および準備等の煩雑さに課題があるため、病院内での日常的訓練手段としては普及が困難である。当研究室では、日常的訓練を実現するため、解凍ブタ心臓を高分子製血管モデルで代替した冠動脈バイパス訓練装置を開発してきた。本研究では、訓練用冠動脈モデルの精密な機械的強度の調節手段を確立するため、シリコーンゴムの均一材料により成形された単層構造の従来型高分子製血管モデルの多層化を行った。具体的には以下の方法により研究を行った。
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