表題番号:2007B-073 日付:2008/04/01
研究課題小学校の保護者・教員の英語観に関する多地点調査とそれに基づくカリキュラム開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 教授 森田 彰
研究成果概要
1.研究活動経過
① 学内において研究協力者との4回の全体会合を持った。その他必要に応じて、数回の個別案件の会合を持って、アンケート項目を作成、検討を加えた。
② 2007年9月に具体案をもって、東京都文京区教育委員会教育指導課(川島隆宏統括指導主事ら)と会合を持ち、アンケート調査実施に協力を求めた。
③ 同じく、11月および12月に福島県郡山市の原正夫市長を通じ、教育委員会(木村孝雄教育長、村上文生指導主事ら)と会合を持ち、アンケートへの協力を求めた。
④ 文京区教育委員会の紹介で、小学校校長会会長と2008年度に入り会合を持ち、アンケート案を提示し、パイロットスタディを行なう小学校の選定、実施時期の確定を行なう予定。
⑤ 上記打ち合わせの結果を経て、アンケートの質問項目を決定する。
⑥ 修正後のアンケートを持ち、郡山市教育委員会とアンケート実施について協議する予定。
⑦ 郡山市と同じく、英語特区の栃木県那須町での実施について、栃木県教育委員会那須教育事務所(薄葉保夫副主幹)と会合の予定。

2.研究成果
概 要
① アンケート項目については、以下を骨子として作成中である。
1) 小学校英語教育に対する期待と不安
2) 小学校英語教育の到達目標と教授法
3) 保護者の英語学習暦
4) 保護者の英語観、英語のヴァリエーション、スタイル等に関する知識
5) 小学校英語教育への保護者の関わり度(他の教科と比較して)
特に、2) については、あまりに専門用語は避けるが、特に用語説明を行なわずに問うこととした。逆に、5) については、メタ言語的能力を必要としない問いとすることを決定した。
② 東京都文京区教育委員会、郡山市教育委員会にはアンケート実施に関し、全面的な協力が得られることとなった。
③ 今後、アンケート項目の文言を含め、小学校校長会、保護者、特に実施校のPTAと協議することとなった。
④ ただし、当初計画していた3学期中のパイロットスタディ実施については、校長、担当の指導主事の方々の人事異動等の関係があり、2008年5月にずれ込む可能性が出てきた。
以上