表題番号:2007B-055
日付:2010/05/07
研究課題ICTの高度活用によるアジア学生親密圏の創出とアジア圏英語総合評価システムの構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 | 教授 | 中野 美知子 |
(連携研究者) | 大学院国際情報通信研究科 | 教授 | 匂坂 芳典 |
(連携研究者) | 法学学術院 | 教授 | 原田 康也 |
(連携研究者) | 教育・総合科学学術院 | 教授 | 原田 哲男 |
(連携研究者) | メディアネットワークセンター | 助手 | 近藤 悠介 |
(連携研究者) | オープン教育センター | 助教 | 村尾 玲美 |
- 研究成果概要
- 平成18年度は、アジア地域に共通する環境問題などの現代的な課題、『アジアの共生』を「国際教養」の中心課題とし、オンデマンド教材としてまとめ、アジア15大学との本格的な教育実践を行った。参加大学の教員と指導法の統一を測るため、Teachers' Manualを作成した。また、学生の基礎知識として必要な『教材集』をまとめ、共通教科書作成の可能性を探った。儒教文化の影響がアジア各地の文化的な基盤として機能しているかを学生に体験させ、文化的な共通基盤が、国際理解の促進になるのかを考察した。7月末に韓国、2月中旬にシンガポールで学生のための海外での交流会を開催した。これらのセミナーは早稲田大学DCCからの資金援助を受けた。講座としてWorld Englishes and Miscommunication I/ II、Coexistence in Asia、グローバルリテラシー演習及び異文化交流講座をオープン教育センターに設置した。また、教育学部での英米文学語学演習I/IIPの授業では交流材料を学生に作成させた。オンデマンド教材で学生を教育しながら、学生の反応を観察し、教育内容の充実を図った。アジア英語(日本英語、韓国英語、中国英語、タイ英語、台湾英語、フィリッピン英語、インド英語、マレー英語、シンガポール英語)についてSegmental Acoustic Analysisを行い、音声分析を行った。教師の主観的評価と客観的評価の相関をもとめ、アジア英語についての実験をIntelligibility, Interpretability, Comprehensibilityの観点からまとめ、研究の成果は、大学教育英語学会全国大会、The 12th Annual Conference of the International Association for World Englishes、日本テスト学会、Asia TEFLなどで発表した。